あなたの言葉がわからない Ich verstehe Sie nichtあなたの言葉がわからない Ich verstehe Sie nicht
Alltag von eine Cembalistini
ドイツ語と日本語で綴る チェンバリストのブログ
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少しは音楽に関することを書かなくっちゃ。
このブログの存在もあやういんだから
さて。今日は楽器博物館にてチェンバロの図面を書いてきました。
ここではとても Ach(へぇ~) な ことを教えていただきました。
オルガンや、チェンバロでは 4’(英:4フィート 独:4フス) 8’(英:8フィート 独:8フス) というような音の音域の違う鍵盤が存在します。
例えばチューニングの音の“1点ラ”の音は8フィート鍵盤に含まれています。 4フィート鍵盤というのは8フィートより1オクターヴ高い音が出ます。チェンバロやオルガンは構造によっては一つの鍵盤で二つ以上の音を出すことができるので“1点ラ”の音を弾きながら“2点ラ”の音も出せるのです。 それによってきらびやかな音色をだしたり、強弱をつけます。
何故この単位が“フィート”なのでしょう?
この“フィート”という単位は アメリカ、イギリスの小説を読んでるときによく出てきます。
エルキュール ポアロ は5フィート4インチ そこそこの小男である のような所謂、長さの単位です。
フィート[Feet]は英語のフット[Foot] “足”の複数形です。歴史的には足の大きさに由来する単位だったのです。
つまり、8フィートは足8個分。4フィートは足4個分の長さのチェンバロなら弦、オルガンならパイプ となるわけです。
ここで問題なのは、人それぞれ足の長さが違うということ。思わず私の足(21.0cm)とチェンバロ教授の足(40㎝強)を見比べてみたのでした(笑)
昔はそれこそ地域ごとに長さが決められていました。地域ごとに!!
つまりはフランクフルトはフランクフルトの長さ(284,61mm)があったし、ライプツィヒはライプツィヒの長さ(ザクセン王国だから283,19mmかな)があったのだと。
王の即位や戦争なんかで支配者が変わると通貨どころか単位も変わってしまうことがあったのでしょう。時代によっても1フィートの長さは違います。
フランス革命時にフランスの学者によりメートル法が考案されるもなかなか昔の単位との切り替えが行われず、19世紀中ごろにようやく広まった。
日本でも地域ごとに単位が違うのは当たり前だった。けれど全国統一した秀吉の時代に太閤検地という田や土地の整理目的の為に尺度が統一されたため、日本は早くから単位の統一がなされた。
日本の独自の尺貫法(尺は長さ、貫は重さの単位)はモトは中国の尺斤法(尺は長さ、斤は重さ)に由来。尺斤法の尺も足を使った測量だったのでフィートとほぼ同じ長さ(30.48㎝)になっている。
話は音楽のことに戻って・・・
どこで作られたかわからない楽器は、計測すると何処で作られたものだ、という見当もつきます(必ずしも決まった単位どおりに作られているわけではないのでおおよそ、ですが)
また、何で楽器が大型化していくのかは、大きな楽器ほど低い音を出す。チェンバロは一本の弦は一度に一回しかも固定音しか弾けないからより多くの弦を必要とするのだ。当たり前のことやけど、いざ説明してみせろ、と言われると、しかもドイツ語ではできないので日本語で偉そうに書いてみた。
以上!!おやすみ~
このブログの存在もあやういんだから
さて。今日は楽器博物館にてチェンバロの図面を書いてきました。
ここではとても Ach(へぇ~) な ことを教えていただきました。
オルガンや、チェンバロでは 4’(英:4フィート 独:4フス) 8’(英:8フィート 独:8フス) というような音の音域の違う鍵盤が存在します。
例えばチューニングの音の“1点ラ”の音は8フィート鍵盤に含まれています。 4フィート鍵盤というのは8フィートより1オクターヴ高い音が出ます。チェンバロやオルガンは構造によっては一つの鍵盤で二つ以上の音を出すことができるので“1点ラ”の音を弾きながら“2点ラ”の音も出せるのです。 それによってきらびやかな音色をだしたり、強弱をつけます。
何故この単位が“フィート”なのでしょう?
この“フィート”という単位は アメリカ、イギリスの小説を読んでるときによく出てきます。
エルキュール ポアロ は5フィート4インチ そこそこの小男である のような所謂、長さの単位です。
フィート[Feet]は英語のフット[Foot] “足”の複数形です。歴史的には足の大きさに由来する単位だったのです。
つまり、8フィートは足8個分。4フィートは足4個分の長さのチェンバロなら弦、オルガンならパイプ となるわけです。
ここで問題なのは、人それぞれ足の長さが違うということ。思わず私の足(21.0cm)とチェンバロ教授の足(40㎝強)を見比べてみたのでした(笑)
昔はそれこそ地域ごとに長さが決められていました。地域ごとに!!
つまりはフランクフルトはフランクフルトの長さ(284,61mm)があったし、ライプツィヒはライプツィヒの長さ(ザクセン王国だから283,19mmかな)があったのだと。
王の即位や戦争なんかで支配者が変わると通貨どころか単位も変わってしまうことがあったのでしょう。時代によっても1フィートの長さは違います。
フランス革命時にフランスの学者によりメートル法が考案されるもなかなか昔の単位との切り替えが行われず、19世紀中ごろにようやく広まった。
日本でも地域ごとに単位が違うのは当たり前だった。けれど全国統一した秀吉の時代に太閤検地という田や土地の整理目的の為に尺度が統一されたため、日本は早くから単位の統一がなされた。
日本の独自の尺貫法(尺は長さ、貫は重さの単位)はモトは中国の尺斤法(尺は長さ、斤は重さ)に由来。尺斤法の尺も足を使った測量だったのでフィートとほぼ同じ長さ(30.48㎝)になっている。
話は音楽のことに戻って・・・
どこで作られたかわからない楽器は、計測すると何処で作られたものだ、という見当もつきます(必ずしも決まった単位どおりに作られているわけではないのでおおよそ、ですが)
また、何で楽器が大型化していくのかは、大きな楽器ほど低い音を出す。チェンバロは一本の弦は一度に一回しかも固定音しか弾けないからより多くの弦を必要とするのだ。当たり前のことやけど、いざ説明してみせろ、と言われると、しかもドイツ語ではできないので日本語で偉そうに書いてみた。
以上!!おやすみ~
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Profile*プロフィール
HN:
Ganmo
性別:
非公開
職業:
学生 studentin
趣味:
読書、料理 lesen,Kochen
自己紹介:
ドイツに留学中の音大生。日記内は音楽のことよりも笑いのネタばっかり。勉強の為にドイツ語と日本語で日記書いてます。Seit schon lange bleibe ich in Deutschland,aber kann noch nicht gut Deutsch sprechen.Trotzdem versuche ich auf Deutsch zu schreiben.
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